マラソンを続けている人には、
「鵞足炎」というランナーの怪我の中でも、代表的な怪我があります。
マラソンを始めて、走る楽しさを覚えてきた。
しかし、そんな時に足の痛みを感じたり、
体を故障してしまうという事は、
マラソンを始め、スポーツにおいてつきものです。
この「鵞足炎」とはどういった症状なのか、
鵞足炎と診断されたらどれくらいの期間安静にしたら良いのか、
鵞足炎の予防法などを紹介します。
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鵞足炎とはどんな症状?
実際に鵞足炎で困っている、悩んでいる人も多いので、
始めに言っておく事は「鵞足炎は必ず治る」という事を伝えておきます。
鵞足炎の症状は、
「膝の内側の痛み」
「膝のお皿周辺の痛み」
「膝が腫れる」
「長時間の歩行や、ランニングを行うと痛む」
というのが一般的な症状です。
鵞足炎になる原因は?
鵞足炎になる原因としては、
「トレーニングのしすぎ」
「X脚」
「過回内」
が挙げられます。
具体的に説明すると、膝の内側に「鵞足」という部分があり、
この鵞足部が膝の屈伸を繰り返したり、
ランニングなどで使い過ぎる事により、
膝の内側にこすれた結果、炎症を引き起こすというのが、一般的な原因です。
痛みを我慢したり、初期段階で早期に治療を行わなければ、重症化する事も考えられます。
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鵞足炎発症からランニング再開までの安静期間はどれくらい?
もうすでに鵞足炎になっている人でも、
痛みの具合によっては鵞足炎と気づかずにトレーニングを続けている人もいるでしょう。
鵞足炎は必ず治る症状です。
しかし、痛みを我慢したり、
無理にトレーニングを重ねると治るものも、治りません。
しっかりとした治療が必要です。
治療方法は、
- サポーターを着用する
- 湿布を貼る
- アイシングを行う
- ストレッチを行う
などが挙げられます。
さらに、整形外科のような医療機関では、
電気治療やマッサージなどが受けられるので、
早期回復が期待できます。
鵞足炎になってからランニングを再開するまでの期間としては、
治療方法などによっても個人差がありますが、
整形外科などで専門的な治療を行えば、一週間程で効果は現れます。
自宅でもストレッチやアイシングを続け、
「痛みが無くなったらランニングを再開しても良い」という診断を受けられます。
自宅で自己流の治療を行い、
痛みが無くなったからランニングを再開しても、
再発の可能性は高くなります。
専門的な治療や、専門の医師との相談の元、
安静期間を設定する事が理想と言えます。
鵞足炎にならないための予防法は?
鵞足炎になる原因は「足の使い過ぎ」です。
しかしランニングを行う以上、
普通の人よりは足を動かす機会が多く、
鵞足炎になる可能性も高くなります。
ですが、鵞足炎を予防するためには、
- 膝周辺のストレッチ
- 股関節、太腿の内側、太腿の裏側の筋力トレーニング
も効果的です。
鵞足炎に効くストレッチは以下の動画がおすすめです。
ストレッチを行う際のポイントとしては、
- ゆっくりと、徐々に筋肉を伸ばしてほぐす
- 100%の力では行わず、80%くらいの力で筋肉を伸ばし、静止させる
- 痛みが伴わない程度に行う
- 呼吸を乱さずに行う
この4つを意識してストレッチを行いましょう。
又、運動前の準備運動に取り入れたり、
風呂上がりは筋肉が温まるので、
風呂上がりに行うと、更に効果アップの期待がもてます。
鵞足炎についてまとめ
鵞足炎はマラソンを行う人にとっては「天敵」とも言える怪我です。
しかし、必ず治る怪我でもあるので、自己判断でトレーニングを続けたり、
自己流の治療を行うのではなく、しっかりと医療機関に頼り、専門的な治療を受ける事が大切です。
ランニングを行う前には、鵞足炎予防のストレッチを必ず行い、快適にマラソンを楽しめるようにしましょう。
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