トレーニングジムには必ず置いてあるトレッドミル(ランニングマシン)。
マラソンの練習に活用する方も多いと思いますが、これの効果やデメリットについてはきちんと押さえておきたいところです。
また、野外ランニングとの違いもありますので、その点についてまとめてみました。
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トレッドミルの効果とデメリットについて!
トレッドミルの効果として、
・天候に左右されない
夏の暑い日中、冬が極寒の地域、雨が降っている日、風の強い日など関係なく、空調で気温の管理された室内で安全に走ることができます。
夜間でも安心して走ることができます。
・ペースを一定に保てる
トレッドミルは、自分で速度や傾斜などの数値を設定できるため、一定のペースで走ることができます。
ペースの確認もしやすく、ペース走を行う際に活躍してくれます。
・鏡でフォームの確認ができる
トレーニングジムに設置してあるランニングマシンの前は、鏡張りになっていることが多いです。
そのため、ランニングフォームの確認ができます。
・テレビなどを見ながらでも走れる
トレーニングジムによっては、テレビが設置してあるところもあり、テレビを見ながらランニングができます。
デメリットとして
・飽きやすい
常に室内を走っているため、周りの景色に変化がなく、飽きやすいです。
ただし、テレビや音楽を聴きながら走れば、それも少し解消されるでしょう。
・トレーニングの種類が少ない
トレッドミルでは、ペースを一定に保つペース走やLSDトレーニングには 向いていますが、インターバル走等のスピードトレーニングは少しやりづらいかもしれません。
そのため、トレッドミルばかりで練習していると、どうしてもトレーニングの幅が狭まってしまいます。
・マラソンに必要な筋肉が鍛えられない
トレッドミルは、動くベルトの上を走るため、地面を蹴る力、地面からの反力がどうしても弱くなってしまいます。
マシンから降りたときに地面が動くような違和感を感じるのは、ずっとベルトによって足を運ばれてきたからです。
そのため、ふくらはぎやハムストリングス等の体の後ろ側の筋肉があまり鍛えられません。
・フォームが崩れる可能性がある
マラソンに適したランニングフォームはまず、それに適合した筋肉から作られるものです。
マラソンに必要な筋肉が鍛えられないということは、ランニングフォームにも影響が出てきます。
とはいえ、常に体を動かしているため、心肺機能の向上など、身体能力の面では効果は期待できます。
ただ、ランニングマシンばかりを使っていると、いざ外を走った時に違和感を感じることもあるかと思います。
このように、トレッドミルは、どうしても野外ランニングントの違いが出てきてしまうのです。
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もう少し詳しくトレッドミルと野外ランニングとの違いを見てみると、
トレッドミルと野外ランニングの違いとは?
- トレッドミルの床は柔らかい
- 野外のアスファルトは固い
この違いにより、腰や脚の負担としては、トレッドミルの方が軽く、野外の方が負担がかかると言えます。
ただし、その分脚力向上のための負荷としては、野外の練習が勝ります。
- トレッドミルは勾配の差がない
- 野外はコースを選べばアップダウンを付けられる
この違いは、やはり本番のレースにも影響が出てきますし、身体にかかる負荷の面でも野外で走った方が有利であると言えます。
トレッドミルも設定により傾斜を変えることができますが、常に一定の傾斜となるため、本番のマラソンのようなアップダウンは経験しにくいと言えます。
- トレッドミルはベルト部分が動く
- 野外は地面をけらなければ進まない
これが最大の違いとなってくると思います。
トレッドミルだと、どうしてもベルトに脚を運んでもらうような走り方になってしまうため、野外で走るような筋肉が付きにくくなってしまいます。
普通、マラソン大会は野外での開催となるので、トレッドミルの練習ばかりでは少し厳しいかもしれません。
しかし、トレッドミルのみの練習でも、心肺への負荷きっちりとかかっていますし、一定のペースを覚えやすいため、全く無意味というわけではありません。
そこで、トレッドミルで練習する場合は、傾斜を1~2%程度に設定して走るようにしましょう。
そうすれば、体後ろ部分のハムストリングスやふくらはぎの筋肉を使い走ることができます。
とはいっても、私個人の意見としては、トレッドミルよりも野外の練習を重点的にやった方が走力の向上には適していると思っています。
トレッドミルの効果とデメリット、野外との違いのまとめ
トレッドミル(ランニングマシン)は室内で走れるため、大変メリットの大きいトレーニングマシンです。
天候も関係なく、鏡でフォームの確認ができ、ペースも一定に保てる等、たくさんのメリットがあります。
しかし、デメリットとして、野外ランニングの違いという点から説明すると、
ベルトが足を運ぶため、必要な筋肉が鍛えられなかったり、その他負荷がかかりにくい
という点が挙げられます。
そのため、野外で走りにくい時期でも、多少野外ランニングを取り入れた方が、走力向上が見込めるかと思います。
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