マラソンのトレーニングを長く続けていると心拍数が気になってきますよね。
その心拍数を計るのに適したランニング用GPSウォッチとして、
GARMIN(ガーミン)のForeAthlete(フォアアスリート)シリーズがあります。
今回は、その中から光学式心拍計付きのモデル
35J、235J、735XTJについて比較し、おすすめのモデルを考えていきたいと思います。
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GARMINのForeAthleteってどれがおすすめ?
こういうGPSウォッチって選ぶのが難しいですし、どれがおすすめなのか手っ取り早く知りたいですよね。
今回は、光学式心拍計付きの3つの最新モデルについて比較していきます。
光学式心拍計というのは、LEDセンサーが血流の動きを読み取り心拍数を計測するという技術です。
従来は胸ベルトを着用しないと心拍数を計測できなかったものが、腕の装着だけで計れるようになりました。
それと、どれがおすすめかというのは用途によって違うので、単純に比較するのは難しいとあらかじめ申しておきます。
しかし、あえて単純に比較するなら
機能的には、
35J<235J<735XTJ
右に行くにつれて高機能なものになっていきます。
価格的には、
735XTJ<235J<35J
右に行くにつれて安くなります。
機能を選ぶなら、735XTJ
価格で選ぶなら、35J
どちらも程よく欲しいなら、235J
のようになります。
用途別にみていきますと、
フルマラソンまでの参加なら、
35J、235J
で十分でしょう。
ウルトラマラソンやトライアスロンを目指すランナーは、
735XTJ
は必須になってきます。
しかし、フルマラソンまでの出場では、サブ3を目指すという方以外は必要ないのかなとも思います。
<735XTJ>
GARMIN(ガーミン) ランニング GPS Fore Athlete 735XTJ BlackGray
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私個人の感想として、フルマラソンまでの出場であるなら、
235J
が一番いいかなと考えています。
<235J>
GARMIN(ガーミン) ランニングウォッチ GPS ForeAthlete 235J BlackRed
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735XTJは値段が張りますし、
35Jは235Jのようなトレーニング機能がなく、GPS機能で劣ります(GLONASSに対応していない)。
ただ、35Jは値段的に2万円台で手に入るため、価格面ではとても優遇されていますね。
<35J>
GARMIN(ガーミン) ランニングGPS ForeAthlete35J Black
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それでは、比較的似ている35Jと235Jについて同時に見ていきたいと思います。
GARMIN(ガーミン)ForeAthlete35Jと235Jの比較!
ForeAthlete35Jはガーミンのフォアアスリートシリーズの中でも廉価版として、手に取りやすいモデルです。
ForeAthlete235Jは35Jの機能に加えて、トレーニングに役立つ機能を備えています。
・価格
- ForeAthlete35J 24,800円
- ForeAthlete235J 36,800円
・重量
- ForeAthlete35J 37.3g
- ForeAthlete235J 42g
・バッテリー稼働時間
- GPSオフ(ライフログ)はどちらも9日間
- GPSオン
ForeAthlete35J 13時間
ForeAthlete235J 11時間(GLONASSオン9時間)
- 心拍計オフ(時計のみ)
ForeAthlete235J 9週間
より詳細な比較はこちらの記事で!
➤ガーミン35Jの評価と価格は?他モデル235Jとの比較!
235Jにしかない機能
補足:735xtjには基本的に下記機能はついています。
・GLONASS対応
GPSや導きなどの衛星測位システムに加え、ロシアの衛星GLONASSにも対応しています。
これにより、素早く的確な位置測定が可能になります。
・VO2Max
最大酸素摂取量(VO2Max)の計測も行ってくれます。
これは、酸素を体内にどれだけ取り込むことができるかの指標となります。
全身持久力の指標として、自分のランニングレベルを計るのにもうれしい機能です。
・リカバリーアドバイザー
トレーニングの負荷がどの程度かかったかを測定してくれて、その回復に何時間あるいは、何日かかるか教えてくれます。
・予想レースタイム機能
最大酸素摂取量を計測することで、5km、10km、ハーフマラソン、フルマラソンの予想タイムを推測してくれます。
・ワークアウト
Garmin Connect(ガーミンコネクト)というWebサービスに接続し、自分でトレーニングメニューを作成することができます。
作成したトレーニングメニューは、GPSウォッチに転送することができます。
実際に使うときは、アラーム音でトレーニングを管理し、トレーニング結果はパソコンで分析できます。
・ペースアラート
設定したペースから離れるとアラームで知らせてくれます。
以上のような機能がForeAthlete35Jにはついていません。
とはいえ、どの機種も運動強度を色彩別の心拍ゾーンで確認できます。
スピードトレーニング(インターバル走、ビルドアップ走、ペース走)に適した心拍ゾーンはどれか。
LSDなどリラックスして走れる心拍ゾーンはどれか。
これらが、色分けで走っている最中も見やすく確認できるので、これさえあれば、マラソンのトレーニングには十分であるとも言えます。
それぞれ以下の記事に必要な心拍ゾーン(運動強度)を示しているので、ご参考までに載せておきます。
参考記事1:ビルドアップ走の効果とやり方!成果を出すためのコツとは?
参考記事2:ペース走の効果とは?ペース設定と心拍数について!
参考記事3:LSDトレーニングの効果とは?ペースと最適な心拍数は?
<35J>
GARMIN(ガーミン) ランニングGPS ForeAthlete35J Black
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<235J>
GARMIN(ガーミン) ランニングウォッチ GPS ForeAthlete 235J BlackRed
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GARMIN(ガーミン)ForeAthlete735XTJは最上位機種
これまで35Jと235Jの比較について書いてきました。
735XTJはなぜ比較しなかったのかというと、フォアアスリートシリーズのすべての機能を備えているため、
比較の必要がなかったからです。
基本的に、上で書いたような235jにしか無い機能も全て備えています。
この735XTJは一番上でも書いたように、トライアスロンやウルトラマラソン出場に向けてはかなり活躍してくれます。
また、フルマラソンでもサブ3など上を目指したいランナーにも適したモデルであると言えます。
・価格 49,800円
・重量 40.2g
・バッテリー稼働時間
- GPSオフ 11日間
- GPSオン 14時間
- 心拍オフ(GPSオン) 24時間
ForeAthlete735XTJにしかない主要機能
・アドバンスドランニングダイナミクス
上下動比、ピッチ・ストライド、接地時間バランスなどを測定してくれます。
実際にパソコンの画面で見てみると、ランニングフォームのバラつきが分かりやすく、分析されています。
そのため、自分のランニングフォームの課題が発見しやすくなります。
・バイク、スイミング、トライアスロンのワークアウト機能
ランニングだけではなく、トライアスロン種目のワークアウトも切り替え可能となっています。
また、別売りのハートレートセンサーHRM-Runを付けることで、水中での心拍計測の可能になります。
・乳酸閾値
乳酸性閾値(LT)を教えてくれます。
乳酸性作業閾値とは、持久力競技にとってとても大切な指標となっており、
乳酸が血液中に急増し始める境目のことです。
マラソンレースはLT以下で走ることが一般的です。
LTはトレーニングにより改善できるので、この指標を目安にメニューを組むことも出来ますね。
<735XTJ>
GARMIN(ガーミン) ランニング GPS Fore Athlete 735XTJ BlackGray
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まとめ
さて、今回の記事では、GARMIN(ガーミン)のGPSウォッチを比較してみました。
光学式心拍計のついているモデル3つ
ForeAthlete35J、ForeAthlete235J、ForeAthlete735XTJ
から比較しましたが、いかがでしたでしょうか。
私個人としては、235Jを推してしまいましたが、価格と機能両面から見て、
コストパフォーマンス的には、35Jの方がいいのかもしれません。
735XTJに関しては、完全にハイエンドモデルとして、完璧を求めたい方、値段が気にならない方は購入してもいいかもしれませんね。
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235にしかない機能として、GPS GLONASS対応とありますが、現在、735XTJにも、機能が追加されてます。
HY様
コメントありがとうございます。
記事を確認してみたら結構紛らわしい書き方をしてしまったようですね。^^;
記事内で2箇所ほど赤字追記しましたので、ご確認ください。
ご指摘ありがとうございました。