ランニングシューズには寿命があります。
記録に挑戦するランナーにとって、ランニングシューズは「自分の脚」のような感覚で履いているので、シューズの寿命には敏感でしょう。
ランニングシューズには「グリップ力」という踏ん張る力をサポートする機能が搭載されおり、
シューズの寿命が来るとそのグリップ力も損なわれます。
さらには、クッション性も損なわれ、怪我の危険もつきまといます。
そんな事故を防ぐために、今回はランニングシューズの寿命や、交換時期を説明します。
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ランニングシューズの距離や年数の寿命は?
ランニングシューズの寿命は主に「総走距離」が一番の目安になります。
ランニングシューズには主に3つのタイプのシューズがあり、「初心者用」「中級者用」「上級者用」といった感じで分けられます。
見分け方としては「ソール部分の厚さ」が異なり、初心者用から上級者用になるにつれて、ソール部分が薄くなります。
それは、ソールが厚ければ、しっかりとした靴で丈夫な作り、クッション性などを重視していて、その分、シューズは重くなります。
逆に上級者用のシューズは、ソールが薄く、反発力を重視し軽量化に特化しているので、その分、初心者用に比べては丈夫さに欠けます。
この特徴を踏まえて、寿命の目安となる総走距離は、
初心者用シューズが「約800km」
中級者用シューズが「約700km」
上級者用シューズが「約400km」
となっています。
この総走距離はあくまで「目安」であって、個人の走り方の癖によっては、寿命が早まる時もあります。
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ランニングシューズの買い替えの目安とは?
上記で紹介した寿命は目安です。
大体、総走距離がこれくらいになるとボロボロになってきますよ!という感じで考えてください。
走り方や走るコースによっても寿命は早まるし、伸びる事も考えられます。
重要なのは「買い替えの目安」です。
それを知るためにはシューズの「アウトソール」と「ミッドソール」を見ましょう。
ランニングシューズは、
地面と設置する部分を「アウトソール」、
シューズの中敷き部分を「インソール」、
その間にもう一枚のソール挟まっており、それを「ミッドソール」と呼びます。
「インソール」に関しては穴が開いても恥ずかしいくらいで、履く分には問題ないでしょう(笑)
重要なのは「アウトソール」と「ミッドソール」です。
アウトソール
アウトソールは地面と接地するので、どうしても磨耗していきます。
この磨耗が大きくなると、グリップ力などが低下し、転倒の恐れが出てきます。
- 内股で走りにがちな人はアウトソールの内側の磨耗が大きくなり
- ガニ股気味な人はアウトソールの外側が磨耗しやすいです。
このように正しいフォームで走れていないと、磨耗部分が一点に集中し、結果「寿命が早まる」という事になるのです。
このアウトソールが摩耗していると、グリップ力が弱まり、スリップの危険があります。
すり減り具合が大きい場合は早めに買い換えるようにしましょう。
ミッドソール
走行距離が長くなってくると、ミッドソールの側面にシワが出たり、潰れてしまったりします。
するとクッション性も損なわれますので、シューズ本来の機能も失われてしまいます。
怪我の原因にもなりかねないので、早めに買い換えるようにしましょう。
経年劣化
また、アウトソールとミッドソールの劣化の他に、経年劣化も原因になりえます。
大した距離を走っていなくても、保管している環境によっては、湿気や乾燥度合いによりシューズが傷んでしまうのです。
見た目からして、新品のときと比べて明らかに劣化しているな、と感じたら買い替えを考えてもいいかも知れないですね。
買い替えのタイミングはアウトソールやミッドソールの磨耗の度合いで見ていきましょう。
ランニングシューズの寿命まとめ
ランニングシューズは自分の脚という気持ちで扱うことが一番の大切でしょう。
総走距離は「目安」として覚えておき、
アウトソールとミッドソールの磨耗を見て買い替えのタイミングを図って下さい。
アウトソールの磨耗の仕方を見て、
自分のフォームで走っているのかもある程度推測できるので、正しいフォームで走る事も心がけると良いでしょう。
ランニングシューズを買い換える前にこちらの記事を読んで、
ご自身のレベルに合ったシューズを選んでみてください。
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